新宿、早稲田周辺の美術館巡りに役立つ、新宿区の美術館一覧です。美術館ごとに概要や所蔵品の特徴、おすすめポイントなどを紹介しています。ショッピングやグルメも楽しいですがアート鑑賞もおすすめです。
高層ビルや百貨店、歌舞伎町や新宿御苑など多彩な楽しみ方ができる街。洋画、日本画、現代アートなどアート鑑賞も多様です。
1976年に損保ジャパン本社ビル42階に開館した東郷青児美術館が、2020年7月隣接地に移転し新たに「SOMPO美術館」として開館。ゴッホの《ひまわり》と洋画家・東郷青児の作品を中心に、ルノワール、ゴーギャン、セザンヌなどの印象派とポスト印象派、アメリカの素朴派画家グランマ・モーゼスの作品など約630点を所蔵。常設展はなく企画展のみ開催だが《ひまわり》は展示フロア最後に常設展示され、展覧会と一緒に観ることができる。
「中村屋サロン美術館」は芸術に深い造詣を有し、多くの若き芸術家を支援した「中村屋」の創業者、相馬夫妻が残した芸術・文化の薫りを今に伝えるべく、2014年10月、新宿中村屋ビル3階に開館。中村屋が所蔵する彫刻家 荻原守衛、洋画家 中村彝作品を中心に新進芸術家の作品を紹介・展示している他、企画展も開催。
コンサートホールなどの文化施設と、オフィスなどの商業施設からなる複合文化施設東京オペラシティ内にある美術館。近・現代美術を中心に多様な表現活動を紹介する企画展を年4回程度開催するほか、難波田龍起・史男父子の作品をはじめとする戦後の美術作品を収蔵している。また、国内の若手作家の紹介も継続的に行っている。
1990年に開催された国際・花と緑の博覧会の「花と緑・日本画美術館」で日本美術界を代表する現代日本画家が花と緑―自然をテーマに描き展示した作品をコレクションの基礎として開館した美術館。美術館を運営する財団では美術を専攻する国内外の学生への奨学援助など若手作家のサポートを積極的におこなっており、展覧会では所蔵品展の他、奨学生の作品展や若手作家、大学・専門学校生の個展やグループ展などを企画開催している。
明治天皇・昭憲皇太后の御聖徳を永く後世に伝えるために造営された施設。館内には、明治天皇のご生誕から崩御までの出来事をを伝える大壁画(縦3m横2.5~2.7m)が、画題の年代順に前半を山口蓬春などの日本画40枚、後半を石井柏亭などの洋画40枚で展示されている。
楽器、楽譜、音楽資料まで備えた入場無料の専門博物館。展示室には自動演奏楽曲、民族楽器、古典ピアノなどが展示され実際に演奏を聴くことができる。また、音楽をテーマにした企画展も開催している。
その他の文化施設、観光施設
東京都庁 展望室(東京都新宿区西新宿)
地上202mの高さから東京のまちを一望。SOMPO美術館から徒歩で約11分
新宿区立新宿歴史博物館(東京都新宿区四谷)
新宿区の歴史と文化に関わる資料を収集保管する施設。常設展示「新宿の歴史と文化」と企画展示が行われている。
東京おもちゃ美術館(東京都新宿区四谷)
廃校になった小学校の校舎を利用し、赤ちゃんにも安心な木育おもちゃから大人も楽しめる世界のゲームまで、幅広い年代の方が楽しめるミュージアム。 おもちゃ作りができる工房や、100か国10万点の収蔵品の中から、おもちゃの歴史、地域や国での比較などができる企画展も開催している。
❖ 新宿区の美術館巡りにおすすめの宿 ❖
新宿駅から少し足を延ばすと個性的な美術館に出会えます。
博物館の設置を提唱していた會津八一の思いを継いで、1925年に建てられた図書館を、創建当初の意匠を活かしながら、1998年に會津八一記念博物館として開館。収蔵品は會津八一コレクションを中心に、早稲田ゆかりの美術品や研究資料、東洋美術、日本近現代絵画、近世絵画、考古資料など多岐にわたる。
前衛芸術家・草間彌生が設立した美術館で、草間作品のコレクションを日時指定の完全予約制の展覧会で紹介している。館内はガラス一面の水玉模様のエントランスを始め、5階の屋上ギャラリーまで各階ごとにテーマに沿って作品が展示されている。また、エレベーターやトイレも水玉柄になっている。
漫画蒐集家の内記稔夫氏のコレクションを元に設立した、マンガの単行本や雑誌など18万点を収蔵する国内最大級のマンガ専門図書館。特に昭和30年代に発行された貸本マンガが充実しており、有料で閲覧できる。
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