ゴッホ、モネ、ルノワール、ピカソなど海外の画家の作品、岸田劉生、青木繁、黒田清輝など日本の洋画家の作品など西洋絵画が鑑賞できる東京の美術館をご案内。ゴッホの「ひまわり」やモネの「睡蓮」、岸田劉生の「麗子像」や青木繁「海の幸」など東京には名作を所蔵する美術館が多くあります。常設展や企画展で是非鑑賞してみましょう。
1910年(明治43年)に英国人建築家ジョサイア・コンドルによって設計され、東京の丸の内に初めて建てられた洋風事務所建築の三菱一号館を復元し、美術館として開館。ロートレックを主に19世紀後半に制作されたグラフィック作品や工芸品を収蔵し、企画展を開催している。※写真:ホンマタカシ
休館中:〜2024年秋頃まで/設備入替および建物メンテナンスのため
手鑑「見努世友」、伝藤原行成「久松切和漢朗詠集」をはじめ日本、中国の書跡の名品や縄文土器から江戸時代までの日本の主要な陶磁器、伴大納言絵巻(国宝)やジョルジュ・ルオーなど国内外の絵画など多彩なコレクションを収蔵、展示。収蔵品による企画展は年6回、特別展も開催。東京の帝国劇場9階に位置し、皇居周辺が眺められるようにソファが配置されたロビーが休憩スペースとなっている。
初代館長出光佐三とルオーの油彩連作《受難》との出会いをきっかけとして蒐集が開始されたルオーの作品は、現在では質量ともに世界有数のコレクションとして知られており、「展示室4」では常時5~7点の油彩を中心とした作品が観られる。
皇居のほど近くに建つ、日本で最初の国立美術館。最大の特徴は、重要文化財18点を含む13,000点を超える国内最大級のコレクションで、19世紀末から今日まで多数の名作を、海外の作品もまじえて所蔵。会期ごとに選りすぐりの約200点を展示する所蔵作品展「MOMATコレクション」(4-2 階所蔵品ギャラリー)は、100年を超える日本近現代美術の歴史を一気に観られる国内随一の展示。また、ガイドスタッフと作品を鑑賞する「所蔵品ガイド」や、国内外の美術作品を紹介する企画展(1階企画展ギャラリー)、最上階の休憩室からの眺望も見逃せない。さらに皇居、北の丸公園、千鳥ヶ淵など周辺の散策もおすすめ。
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ブリヂストン美術館が「アーティゾン美術館」に改称し2020年1月開館。主な収蔵品は古代美術、印象派、日本の近世美術、日本近代洋画、20世紀美術、現代美術など。美術館はミュージアムタワー京橋の1階〜6階に位置し、展示室は4階〜6階の3フロア、旧美術館の2倍の広さとなっている。
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印象派の絵画およびロダンの彫刻を中心とするフランス美術コレクション(松方コレクション)を母体とした西洋の美術作品専門の美術館。中世末期から20世紀初頭の名画や彫刻など世界各国の美術品を所蔵。また約4,500点を数える版画(2022年4月現在)も所蔵している。世界遺産に登録されたル・コルビュジエ設計の建物も見どころの一つ。
日本近代洋画を代表する黒田清輝の遺言により、美術の奨励事業に役立てるようにと美術研究所として建てられた記念館。現在館内には、広く知られる「湖畔」をはじめとする油彩画、デッサン、写生帖、書簡などを収蔵、展示している。2015年1月2日リニューアル・オープン。
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1976年に損保ジャパン本社ビル42階に開館した東郷青児美術館が、2020年7月隣接地に移転し新たに「SOMPO美術館」として開館。ゴッホの《ひまわり》と洋画家・東郷青児の作品を中心に、ルノワール、ゴーギャン、セザンヌなどの印象派とポスト印象派、アメリカの素朴派画家グランマ・モーゼスの作品など約630点を所蔵。常設展はなく企画展のみ開催だが《ひまわり》は展示フロア最後に常設展示され、展覧会と一緒に観ることができる。
簡略化された形や、色面に独自の画風を生みだした熊谷守一が40数年住んだ池袋の旧居跡に建てられた美術館。1階の展示室には油絵を中心に約30点、2階の展示室には墨絵や書、パステル画、クロッキー等、初期から晩年までの様々な作風の作品が展示されている。
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「中村屋サロン美術館」は芸術に深い造詣を有し、多くの若き芸術家を支援した「中村屋」の創業者、相馬夫妻が残した芸術・文化の薫りを今に伝えるべく、2014年10月、新宿中村屋ビル3階に開館。中村屋が所蔵する彫刻家 荻原守衛、洋画家 中村彝作品を中心に新進芸術家の作品を紹介・展示している他、企画展も開催。
パナソニック東京汐留ビル4階に位置する美術館。フランスの画家ジョルジュ・ルオーの油彩や版画作品約240点を所蔵し、常設展示と企画展を開催。また「建築・住まい」「工芸・デザイン」をテーマに企画展を開催している。
美術館は、近代歴史学成立期における先駆者である歴史家久米邦武と、その長子で明治洋画壇の指導的役割を果たした、洋画家の久米桂一郎の資料類や絵画作品を中心に展示している。また桂一郎の友人であった黒田清輝の作品を盛り込んだ展示や、久米、黒田の教え子たちの作品展なども順次行っている。
緑豊かな砧公園の一角に位置する美術館。近現代の作品を中心に、日本国内や海外の作品も含め約16,000点の美術作品を収集。なかでも、アンリ・ルソーなど素朴派などの作品、世田谷区ゆかりの作家の作品は、コレクションの大きな柱となっている。また、北大路魯山人の作品、駒井哲郎の版画作品も多く所蔵している。
昭和洋画壇を代表する画家・宮本三郎が、長きにわたり制作の拠点とした場所に、世田谷美術館の分館として開館した美術館。宮本家より寄贈を受けた油彩、水彩・素描合わせて4,000点近くの膨大な作品を、年間を通じて様々な視点で紹介している。
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草葺き屋根の民家を描き続けた洋画家 向井潤吉のアトリエ兼住居を美術館として改装し、1993年7月に世田谷美術館の分館として開館。年2回程の企画展でテーマごとに展示作品を選び公開している。
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FELISSIMO(フェリシモ)
大正から昭和にかけて活躍した洋画家中村研一の旧宅の庭に建てられた財団法人中村研一記念美術館の寄贈を受け、平成18年4月に中村研一記念小金井市立はけの森美術館として開館。中村研一の所蔵作品展の他、特別展を年に1、2回開催。美術館裏には湧水の庭があり、その湧水の流れに沿って「はけの小路」(遊歩道)が設けられている。
緑豊かな都立府中の森公園の中にある美術館。近代以降の日本美術に焦点を当て、江戸後期から現代にいたるまでの、府中市にゆかりのある作家や、国内外のすぐれた作家の絵画を中心に収集、展示している。また、洋画家牛島憲之の作品を常設展示する牛島憲之記念館も併設している。
家具・インテリアの専門店 村内ファニチャーの3階に併設する美術館。「世界の名作家具デザイン展」では国内外の有名デザイナーによる椅子や家具を展示し、今月の椅子のコーナーでは、実際に座ることができる椅子が用意されている。「東西名画展」では近現代絵画を展示している。
日本・東洋・西洋の各国、各時代の絵画・版画・写真・彫刻・陶磁・漆工・武具・刀剣・メダルなど、様々なジャンルの作品約30000点を収蔵する美術館。「世界を語る美術館」をモットーに、世界各国の優れた文化を新しい視点から紹介する海外文化交流特別展を国内外で活発に開催している。
市民が気軽に親しめる「暮らしの中の美術館」としてビュータワー八王子の2階に開館。銅版画家 清原 啓子、洋画家 小島善太郎をはじめ八王子ゆかりの作家の作品を収蔵。コンパクトな施設ではあるが、多彩な企画展を年6回程度開催。