目白台、本郷周辺の美術館巡りに役立つ、文京区の美術館一覧です。美術館ごとに概要や所蔵品の特徴、おすすめポイントなどを紹介しています。大名家の所蔵する美術品、東洋学に関する書物、挿絵画家・高畠華宵や竹久夢二の作品など個性あふれるコレクションを収蔵する美術館が点在しています。
肥後熊本54万石の外様大名として幕末に至った、細川家に伝来する歴史資料や、国宝指定の刀・螺鈿鞍、細川家当主が所用した甲冑(鎧、兜)をはじめとする美術品等の文化財約9万点を所蔵、展示している。現在の建物は旧細川侯爵家の家政所(事務所)として、昭和初期に建設されたもので、情緒たっぷり。
【掲載カテゴリー】大名家
展示品は講談社の創業者・野間清治が収集した、横山大観をはじめとする近代日本画家の作品、近代洋画、彫刻、陶磁器などの美術品を主体とする「野間コレクション」。そして明治から蓄積されてきた貴重な「出版文化資料」、講談社とゆかりの深い画家「村上豊作品群」の三つに大別され紹介されている。
休館中:建て替えのため
挿絵画家・高畠華宵の明治、大正、昭和の作品と、画家であり詩人でもある竹久夢二の日本画やスケッチ、表紙、口絵、挿し絵などの作品を展示。また蕗谷虹児、加藤まさを、中原淳一、小村雪岱、木村荘八、河野通勢らの作品も公開している。
その他の文化施設
国立近現代建築資料館(東京都文京区湯島)
日本の近現代建築に関する図面や模型などの資料の劣化や散逸を防ぐことを目的とし、収集・保管するための文化庁の施設。日本の建築文化を多くの人々に知ってもらうための展覧会や普及活動を行っている。要
湯島天満宮(東京都文京区湯島)
菅原道真公を祀り、学問の神様として多くの受験生が合格祈願に訪れる。梅の名所でもある。天満宮所蔵品の展示を行う湯島天満宮宝物殿を併設。
アジア全域の歴史と文化に関する東洋学の研究図書館として、1924年に設立された東洋文庫に併設されたミュージアム。国宝5点、重要文化財7点を含む約100万冊を所蔵。モリソンコレクションを収めたモリソン書庫、国宝・重要文化財と最高級の浮世絵の名品を展示する岩崎文庫、企画展を行うディスカバリールームなどで構成されている。
東洋大学の創立者井上円了の記念館。仏教哲学者であり、妖怪を研究し妖怪博士と呼ばれた円了の生涯と教育活動をテーマにした常設展示を行っている。また、東洋大学の理事長及び総長として大学改革に取り組んだ塩川正十郎の記念展示コーナーが平成27年度に新設された。
その他の文化施設
六義園(東京都文京区本駒込)
江戸の二大庭園に数えられ、国の特別名勝に指定された庭園。
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