東京都内で彫刻、造型作品を鑑賞できる美術館をご紹介します。彫刻は素材や制作された時代、地域が様々で各美術館のコレクションも仏像、古代彫刻、現代彫刻をはじめ多種多様です。また、アトリエを美術館として公開しているところもあり、作品に加えて傑作が生まれた制作現場も楽しめます。
明治5年に開館した日本で最初の博物館。日本を中心にした東洋のさまざまな国や文化の美術作品 歴史資料、考古遺物などを収蔵。その数は11万件以上に及ぶ。 主に所蔵品と寄託品で構成される平常展の他、年5回程度特別展を開催している。 彫刻作品は、平安時代から鎌倉時代の仏像などの木彫像を本館で、 法隆寺献納宝物の6~8世紀までの金銅仏を法隆寺宝物館で展示している。
日本近代彫塑の基礎をつくった彫塑家、朝倉文夫の美術館。人物像や動物像など初期から晩年までの作品を展示。自ら設計した建物は住居、アトリエ、彫塑塾などからなる。 西洋建築と日本建築の要素が見事に違和感なく調合、融合している。
古代オリエント美術、ヘンリー・ムア、エミリオ・グレコなどの現代彫刻、ガンダーラ・インド彫刻を常設展示。東洋陶磁、日本絵画、ヨーロッパ近代絵画の各分野よりテーマを決め定期的に企画展開催している。
記念館は、坂倉準三が設計し、岡本太郎がに84歳で亡くなるまでアトリエ兼住居であった。絵画、彫刻、太陽の塔をはじめ巨大なモニュメントや壁画など、あらゆる作品の構想を練り、制作した場所である。
小平市が生んだ、日本近代木彫界の巨匠彫刻家・平櫛田中(文化勲章受章者)の終えんの館を保存し、 公開するために展示館として開館。 庭園を観賞する中で、平櫛田中芸術の真髄(優れた写実力と深い精神性、彩色など)を味わえる。
東京近郊の彫刻、造型を展示する美術館