東京都内で大学が運営する、美術館、博物館の一覧です。ほとんどの施設が入館無料ですが、アート、考古、禅文化、刑法、食と農、マンガなど多彩なテーマの展示は大学が所蔵する教育や研究のための貴重な資料なのでぜひ出掛けて見てください。
東京芸術大学美術学部構内にある美術館。収蔵品は国宝・重要文化財32点を含む約2万8千件に及び、絵画、版画、彫刻、工芸品、建築、美術資料など多岐に渡る。コレクションの展覧会において、その一部が公開される。
☞ 観覧料:展覧会による
アートからデザインまで多様な企画展や所蔵品展など年間約10本の展覧会を開催し、入場無料で一般にも公開している。約3万点におよぶポスターや、約400点の近代椅子など4万点をこえる所蔵品は、デザイン研究の基礎資料として社会的にも大きな意義を持つコレクションを形成している。
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☞ 入館料:無料
古代エジプト、ギリシャ、西アジア、ローマ、北・中・南米、ヨーロッパ、中国、朝鮮、東南アジア、日本等の美術工芸品、考古学資料等を収蔵。歴史的芸術から現代芸術までの幅広い創造の世界を、展覧会や公開講座等によって紹介している。
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休館中:美術館移設のため(現所在地(東京都多摩市)での事業活動は終了)
☞ 入館料:大人 300円
東京造形大学のキャンパス内にあり、現代具象派を代表するイタリアの彫刻家ジャコモ・マンズーの作品展を中心に様々な企画展を開催。また学外でも学生やアーティストが講師となるワークショップを主催している。大学院棟の「ZOKEIギャラリー」では学生や教員の作品発表が行われる。建築家白井晟一が設計原案の個性的な建物の美術館。
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☞ 入館料:無料
駒澤大学駒沢キャンパス内にある博物館で、昭和3年に大学の図書館として建てられた「耕雲館」を活用している。禅僧の墨蹟や絵画をはじめ、禅文化を語る美術工芸品や仏教美術などを収蔵し、常設展では曹洞宗を中心とした禅の世界が体感でき、多様なテーマの企画展の開催や大学史などを展示している。
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☞ 入館料:無料
日本大学江古田校舎にあり、芸術学部創設以来収集してきた資料の保管、展示、調査・研究を行っている。幕末明治期から近・現代の写真資料、フィルムや撮影機などの映画資料、版画、絵画、工芸、彫刻などの美術資料、歌舞伎衣裳などの演劇関係資料を、年に10回程度企画展で公開している他、卒業制作展も開催。
☞ 観覧料:無料
日本大学文理学部がこれまで収集してきた資料を公開する入館無料の施設。年に3〜5回程度企画展を開催。
長い歴史を持つ私立大学の博物館。刑事部門、商品部門、考古部門の常設展示と企画展を行っている。「刑事部門」では法律関係の古文書や、江戸時代の捕物道具と拷問具、刑罰具などを展示、「商品部門」は伝統工芸品の収集・展示、「考古部門」では明治大学が発掘、調査した旧石器時代から古墳時代の遺跡の出土品を展示している。
☞ 観覧料:常設展は無料(特別展は有料の場合あり)
明治大学がマンガ評論家の米沢嘉博氏の蔵書を中心に設立した、マンガとサブカルチャ
ーの専門図書館。マンガ雑誌、単行本、同人誌、サブカルチャー誌などが揃い館内で
閲覧できる他、マンガをテーマにした企画展も開催。
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☞ 1F展示室は無料。2F閲覧室は要会員登録(1日会員300円~)
漫画蒐集家の内記稔夫氏のコレクションを元に設立した、マンガの単行本や雑誌など18万点を収蔵する国内最大級のマンガ専門図書館。特に昭和30年代に発行された貸本マンガが充実しており、有料で閲覧できる。
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☞ 入館料:一般 300円
国学院大学に隣接し、考古学資料、神道資料を収蔵、展示する博物館。縄文・弥生時代の土器や土偶等の考古資料の「考古ゾーン」、神社の祭礼に関する資料の「神道ゾーン」、大学の歴史に関する「校史ゾーン」の3つの展示室と、企画展示室がある。
☞ 入館料:無料
慶應義塾の大学ミュージアムとして2021年4月にグランドオープン。慶應義塾が長い歴史の中で蓄積してきた、美術、考古、文学、歴史、医学など多様な領域に渡る文化財コレクションと、その背後にある教育・研究活動をつなぐ「ハブ」となるミュージアム。3階の展示室で企画展を開催している。また、2020年度をもって閉館したセンチュリーミュージアムの運営財団から「センチュリー赤尾コレクション」の多くの美術品が慶應義塾に寄贈されている
☞ 入館料:無料
慶應義塾大学附属の研究センターで、舞踊家 土方巽をはじめ多様な芸術系アーカイブ資料を所蔵。三田キャンパス正門の向かい南別館1 階にある慶應義塾大学アート・スペースが常設的な展示施設となっており、アート・センター所管のアーカイヴに関連する展示や慶應義塾所蔵の美術作品の紹介展示、各種研究所や研究グループの成果発表展示など多岐に渡る展示企画を開催している。
☞ 入館料:無料
福澤諭吉の生涯と慶應義塾の160年の歴史を通して、近代文明を考える歴史博物館。慶應義塾三田キャンパス内 慶應義塾図書館旧館2階に設置され、常設展示のほか、企画展示室もあり、年に数回、特別展も開催。
☞ 入館料:無料
女子教育に携わってきた実践女子大学構内にある資料館で、徳山(池)玉瀾、梁川紅蘭、江馬細香など江戸時代から明治時代にかけて活躍した女性画家の作品の収集、調査、研究を行っている。大学の創始者で女子教育の先駆者である下田歌子の資料展示をはじめ、女性画家の作品展や、女性の文化活動を紹介する展覧会などを開催。
☞ 入館料:無料
博物館の設置を提唱していた會津八一の思いを継いで、1925年に建てられた図書館を、創建当初の意匠を活かしながら、1998年に會津八一記念博物館として開館。収蔵品は會津八一コレクションを中心に、早稲田ゆかりの美術品や研究資料、東洋美術、日本近現代絵画、近世絵画、考古資料など多岐にわたる。
☞ 観覧料:無料
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FELISSIMO(フェリシモ)
食と農をテーマに、東京農業大学世田谷キャンパス内にある体験型博物館。材鑑標本、ニワトリの先祖とされる野鶏などの鶏の剥製、古農具、珍しい酒器、クリオネの生体展示など多彩な分野の収蔵品を常設展示する他、食や農をテーマにした企画展を開催している。
☞ 入館料:無料
大学の創設者で女子教育に力を注いだ大妻コタカと大妻教育をテーマにしている。移築された大妻コタカの居室や、子供のころ使っていた教科書などが常設展示されている
☞ 観覧料:無料
明治14年に和洋裁縫伝習所として始まった、東京家政大学板橋キャンパス内にある博物館。常設展では、明治から昭和の間に製作され国の重要有形民族文化材に指定された裁縫雛形の展示や、学園の歴史や創設者を紹介している。企画展では、衣服をテーマに多彩な企画展を開催。
☞ 観覧料:無料
東洋大学の創立者井上円了の記念館。仏教哲学者であり、妖怪を研究し妖怪博士と呼ばれた円了の生涯と教育活動をテーマにした常設展示を行っている。また、東洋大学の理事長及び総長として大学改革に取り組んだ塩川正十郎の記念展示コーナーが平成27年度に新設された。
☞ 入館料:無料
古今東西の生活資料、遺物のコレクションを展示する東京家政学院大学町田キャンパスにある博物館。衣服類(仕事着、民族衣裳など)、装身具(櫛、笄、玉類)、工芸品(漆器、ガラス器、木製品など)をはじめとした各種の民族、歴史資料を収蔵し、企画展で公開している。
☞ 入館料:無料
2015年4月に付属ワイルドライフ・ミュージアムとして開館し、2023年4月1日に「日本獣医生命科学大学付属博物館」に名称を変更し、獣医・畜産・生命科学の総合博物館をめざし再スタートした。 里山の野生動物の剥製や骨格標本などを展示する自然系展示室と、私立獣医学校として誕生してから現在に至るまでの歴史を紹介する歴史系展示室を常設し、さらに様々なテーマに応じた企画展を開催している。 博物館が設置されている日本獣医生命科学大学一号棟(旧東京市麻布区役所庁舎)は2020年4月に国の登録有形文化財(建造物)に登録された。
☞ 入館料:無料
海へのいざない」をテーマに生き物から食品まで、幅広く展示する入館無料の施設。別館の鯨ギャラリーではセミクジラとコクジラの全身骨格を展示している。
☞ 入館料:無料
学校法人文化学園を母体とする服飾専門の博物館。「 ”衣” を通して日本と世界の文化を知る」をテーマに、さまざまな地域と時代の衣類、染織などを収蔵し、年4回程度の企画展で公開している。
☞ 入館料:一般 500円
杉野学園の創立者である杉野芳子が、1957年に設立した日本で最初の衣裳博物館。西洋衣装、日本の着物や女房装束(十二単)、アジア・ヨーロッパの民族衣装、杉野芳子の作品、ファッション・スタイル画などの服飾資料と日本マネキンの歴史的変遷を知ることのできる1950年代の楮製紙製のマネキンを収蔵。年に2回程度テーマを設け展示を開催し、テーマに合わせて収蔵品を公開している。
☞ 入館料:一般 300円(企画展により異なる場合あり)