萬鐵五郎(よろずてつごろう・1885~1927)は岩手県生まれ。フォーヴィスムやキュビスムなど西洋近代美術を積極的に取り入れ大正時代の日本近代絵画に新風を巻き起こし、独自の力強い造形を生み出した洋画家。代表作に「赤い目の自画像」「雲のある自画像」「裸体美人」がある。
● 赤い目の自画像、雲のある自画像 他約840点 |
岩手県立美術館 (岩手県) |
palette岩手県土沢(現花巻市東和町)出身の萬鉄五郎の作品を多数所蔵。「赤い目の自画像」は、日本最初の前衛美術集団であるフュウザン会の展覧会に出品していた頃の作と考えられ、頭部や衣服の部分の鋭角的な面の分割や、それらが激しく交錯する表現が印象的な作品。イタリアに興った未来派の影響が指摘されている。 | |
● 軽業師 他200点、萬鉄五郎資料150点 |
萬鉄五郎記念美術館 (岩手県) |
palette萬鉄五郎の生まれた東和町土沢に建つ美術館。「軽業師」は女性が入ったタライを、袴姿の女性が足で回している作品で、美術学校を卒業して間もない萬が足しげく通ったという浅草の、サーカスの曲芸を題材にしている。※ 画像は《軽業師》油彩、板 13.7×10.1cm 1912年頃 | |
● 坂 | 北海道立近代美術館 (北海道) |
● 自画像 他 | 宮城県美術館 (宮城県) |
● 庫 | 福島県立美術館 (福島県) |
● 風景 他 | 茨城県近代美術館 (茨城県) |
● 自画像 | 笠間日動美術館 (茨城県) |
● 土沢風景 他 | 大川美術館(群馬県) |
● 裸体美人(重要文化財) 他 | 東京国立近代美術館 (東京都) |
palette「裸体美人」は東京美術学校の卒業制作。炎のように揺れ動く下草の描き方や単純化された裸婦の表現などに、当時雑誌などで紹介されるようになったゴッホやマティスの影響が見られる。 | |
● 自画像 他 | 東京藝術大学 大学美術館 (東京都) |
● 風景 | 板橋区立美術館 (東京都) |
● 宙腰の人 他 | 平塚市美術館 (神奈川県) |
● 木蔭の村 他 | ポーラ美術館 (神奈川県) |
● 木の間風景 他 (新潟県立万代島美術館のいずれかに展示) |
新潟県立近代美術館 (新潟県) |
● 砂丘風雨 他 | 愛知県美術館 (愛知県) |
● 木の間よりの風景 他 | 三重県立美術館 (三重県) |
● 羅布かづく人 | 和歌山県立近代美術館 (和歌山県) |
● 雲のある自画像 他 | 大原美術館(岡山県) |
palette「雲のある自画像」は頭の上に左右に赤と緑の雲が描かれている作品。また、岩手県立美術館には頭の上に赤い雲が描かれた「雲のある自画像」がある。 | |
● 顔 | 広島県立美術館 (広島県) |
● 風景 | ウッドワン美術館 (広島県) |
● 静物~本と野菜のある~ 他 | 久万美術館(愛媛県) |
● ねて居るひと | 北九州市立美術館 (福岡県) |
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