東山魁夷(ひがしやまかいい・1908~1999)は横浜市に生まれる。戦後を代表する日本画家で、情感漂う風景画は多くの人の共感を呼んでいる。道、 残照、緑響く、白馬の森を始め、皇居新宮殿壁画(朝明けの潮)、唐招提寺障壁画(山雲/濤声)なども制作。
東山魁夷に出会えるおすすめ美術館
所蔵作品/残照、道 他
第3回日展で特選の「残照」や、「道」などの代表作をを始め、スケッチや下図などを含む約64点所蔵。「残照」は千葉県鹿野山が取材地で、連なる山々の情景を描いている。第3回日展で特選となり、世の中に認められるきっかけとなった初期の代表作。「道」は縦長の画面の中央に牧草地を貫く一本の道を描いた作品。昭和25年に訪れた青森県種差海岸と並行する道(現在の県道1号線)がモデルになっている。
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美術館概要:日本画、洋画、版画、水彩・素描、写真など美術の各分野にわたる13,000点もの作品を所蔵。コレクション展では所蔵品の中から会期ごとに約200点がセレクトされ、20世紀初頭から今日に至る約100年間の日本の近代美術の流れを、12の展示スペースで紹介している。
所蔵作品/白馬の森、緑響く、夕静寂 他
収蔵する東山魁夷の作品は約960点。「白馬の森」は蒼みがかった空間に白い樹木、その奥に幻想的な白い馬が描かれている。「緑響く」は一頭の白い馬が緑の樹々に覆われた山裾の湖畔を右から左へと歩いていく姿を描いている。東山魁夷は白い馬の見える風景をモーツァルトのピアノ協奏曲になぞらえ、白い馬をピアノ、周りの風景をオーケストラにたとえ説明することがあった。
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美術館概要:長野県が日本画家・東山魁夷から作品と関係図書の寄贈を受け、 長野県信濃美術館(現 長野県立美術館)に併設して開館。東山魁夷と親交のあった建築家 谷口吉郎の息子で建築家 谷口吉生が設計を担当した。年に数回テーマを設けて展示替えを行い、 「風景は心の鏡である」という東山芸術を多角的に紹介する。2019年10月リニューアルオープン。
所蔵作品/谿紅葉 他
3歳から18歳までの15年間を神戸で過ごした東山魁夷の震災復興の遺志を受け継ぎ、2001年に魁夷の夫人より版画256点が寄贈される。
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美術館概要:収集と展示の中核は、ロダンから20世紀にかけての海外作品及び 日本の近代彫刻家の作品や、内外の版画作品。 また、郷土ゆかりの日本画、洋画、日本近代を代表する名作、 現代美術作品まで幅広い。美術館の設計は安藤忠雄。
所蔵作品/月光 他
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美術館概要:東山魁夷の祖父の出生地が坂出市櫃石島であった縁で、遺族より270点余の版画作品の寄贈を受け平成17年4月に開館。2022年10月現在版画作品292点、日本画作品8点、13点寄託、その他にスケッチ、下図、魁夷に関する資料などを所蔵。東山魁夷と県とのゆかりを紹介し、 様々なテーマで所蔵作品を展示している。 瀬戸大橋が眼前に広がり、歴史的遺産や瀬戸内海の美しい自然に 囲まれた美術館は建築家・谷口吉生の設計。
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