佐伯祐三(さえきゆうぞう・1898~1928)は大阪生まれの洋画家。1924年渡仏しフォーヴィスム(野獣派)の画家ヴラマンクに出会う。パリの裏街の店先や広告などをモチーフに選び、個性的なパリ風景を生み出すが二度目の渡仏(1928年)中に心身を病み死去。代表作は「郵便配達夫」、自画像も多く描いている。
佐伯祐三に出会えるおすすめ美術館
所蔵作品/ガス灯と広告 他6点
「ガス灯と広告」は、二度目の滞仏期の代表作の一つ。くすんだ石壁や、幾重にも貼られた広告ビラなど佐伯独特の世界観がある。
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美術館概要:日本画、洋画、版画、水彩・素描、写真など美術の各分野にわたる13,000点もの作品を所蔵。コレクション展では所蔵品の中から会期ごとに約200点がセレクトされ、20世紀初頭から今日に至る約100年間の日本の近代美術の流れを、12の展示スペースで紹介している。
所蔵作品/郵便配達夫、ロシアの少女 他
美術館概要:日本最大級56点の佐伯祐三作品を所蔵(旧・大阪新美術館コレクション)。代表作「郵便配達夫」と「ロシアの少女」は佐伯が亡くなった年に描いた作品。
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美術館概要:1983年の構想発表から約40年を経て2022年2月開館。佐伯祐三の名作、モディリアーニの裸婦像、吉原治良の作品、海外作家の代表作をはじめ洋画、日本画、海外の近代絵画、現代美術、版画、写真、彫刻、デザインなどの領域にわたり6000点超のコレクションを所蔵。
所蔵作品/プセルヴァトワール附近 他
収蔵する佐伯祐三の作品/洋画13点、素描1点(玉井一郎コレクション)「オプセルヴァトワール附近」のオプセルヴァトワールはパリ天文台のことで、高い場所からパリの街のながめを描いた作品。
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美術館概要:日本画の野長瀬晩花、洋画の川口軌外、版画の田中恭吉、彫塑では保田龍門などの郷土作家の作品、 ピカソ、パウル・クレー、ムンク、ルドンなど海外の近・現代版画コレクション、 洋画の佐伯祐三作品を収蔵、展示している。現在の建物は黒川紀章の設計。
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佐伯祐三が大正時代に日本で唯一創作活動拠点として建てたアトリエ付き住宅の、現在残るアトリエを記念館として整備し、佐伯祐三に関する資料とともに公開している。
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