石川県の美術館一覧です。人気の金沢21世紀美術館や東京から移転した国立工芸館など石川県ならではの美術館・博物館も。美術館巡りにお役立てください。
国宝に指定された野々村仁清の色絵雉香炉や、加賀藩・前田家に伝わる絵画や 甲冑、陣羽織、能面、能装束、茶道具などの美術品をはじめとする、石川県ゆかりの古美術品から 石川県にゆかりのある作家を中心とする日本画、油彩画、彫刻、工芸品などの現代作品までを収蔵、展示。
「まちに開かれた公園のような美術館」を目指し、伝統文化息づく金沢に建設された 新しい文化を創造する新感覚の現代美術館。 世界の同時代の様々な美術表現に市民とともに触れ、体感することを理念としている。 設計は妹島和世+西沢立衛/SANAA。
東京国立近代美術館工芸館が石川県に移転し2020年10月25日オープン。名称が国立工芸館となる。日本で唯一の工芸を専門とする国立美術館で陶磁、ガラス、漆工、木工、竹工、染色、金工、人形、デザインなど約3万8千点のコレクションのうち約1万9千点が金沢に移転された。明治後期建築の旧陸軍施設(国の登録有形文化財)を移築し再利用している。
金沢で酒造業を営む実業家で茶人の中村栄俊氏が設立した美術館が始まりで、その後金沢市に所蔵品が寄贈され金沢市立中村記念美術館となった。茶道具、近世絵画、古九谷、加賀蒔絵など、中村氏収集の名品を核に、個人からの寄贈なども加わり、現在、重要文化財5点、県指定文化財1点、市指定文化財8点をはじめ約千点を所蔵し、年4~6回の企画展で公開、茶会など多彩な行事も開催している。石川県金沢市の本多の森公園に接し緑に囲まれた自然環境の中に建っている。
加賀藩前田家が武家の式楽として保護、育成を図り庶民にも広く奨励したことから独自の発展を遂げ金沢の無形文化財に指定されている能楽「加賀宝生」に伝わる貴重な能面や能装束を収蔵展示する施設。かつて金澤能楽堂のあったゆかりの地「広坂」に建設された。実際に能面や能装束の着装ができる体験コーナーや金澤能楽堂の模型の展示などもあり能楽の世界をわかりやすく紹介している。
七尾湾を背景に、丘の上に建つユニークな外観の美術館。 中国清朝時代のガラス工芸、ピカソ等のデザインにもとづいて制作されたガラス工芸、 国内外の現代作家のガラスアートを収蔵、展示。屋外にはガラスのオブジェを配した庭園もある。
七能登半島唯一の総合美術館として1995年に開館。七尾出身で桃山時代に活躍した絵師長谷川等伯を始めとする「能登ゆかりの作家・作品」と、やきものや茶道美術品を中心とする「池田コレクション」を収蔵。また、イタリア・ボローニャ国際絵本原画展を毎年開催している。
日本を代表する高級漆器・輪島塗の産地に建つ漆工芸専門の美術館。 輪島塗りの歩み、人間国宝や芸術院会員をはじめとする現代の漆芸作家の作品、 アジアを中心とした各国の漆芸作品など、漆文化の発信基地として作品を豊富に展示。
石川県の代表的な美術工芸品九谷焼の発祥の地で加賀市にある九谷焼専門の美術館。青手の間(青手様式の作品)、色絵の間(色絵様式の作品)、赤絵の間(赤絵様式の作品)の常設展示室と企画展を行う展示室がある。「古九谷の杜親水公園」内にあり、四季おりおりの美しい姿を楽しめる庭園ミュージアム。
加賀市の美術・芸術を紹介するポータルサイトとしてJR加賀温泉駅前に設置されたプチ総合美術館。截金で人間国宝に認定された西出大三、明治時代に活躍した鍛金家山田宗美 、洋画家 森本仁平など地元作家による名品を多数所蔵。加賀江沼ゆかりの美術工芸作品の展覧会や、あらゆる分野の作品展を開催している。
アンリ・マテスに師事し画家として活動し、晩年、古九谷と出会い陶芸家として制作活動をした硲伊之助の個人美術館で、色絵磁器を中心に、油絵、版画などの作品を展示。美術館の建物は木舞土壁に白漆喰や焼杉仕上げなど、木造の伝統工法によって作られている。
長い歴史と伝統を誇る九谷焼の流れを受け継ぎながらも、現代感覚を生かした独自の世界を表現した、 石川県出身の九谷焼の陶芸家・二代浅蔵五十吉(1996年文化勲章受賞)の代表作品を展示。 五彩館に隣接し、建物は池原義郎の設計(1995年建築業協会賞)。
石川県能美市の九谷陶芸村にあり、草創期から現代までの作品と九谷焼の歴史を紹介。九谷焼の特徴である九谷五彩と呼ばれる紺青・赤・紫・緑・黄の五色が各展示室の壁に使われ色絵九谷、赤絵や金襴手、企画展などの作品が展示されている。
石川県小松市出身の洋画家宮本三郎の遺族より油彩画、デッサンを含む作品群の寄贈を受け2000年11月に開館。1980年開館した宮本三郎記念美術館は現在分館「宮本三郎ふるさと館」としてリニューアルオープンしている。
小松出身の銀行家故本陣甚一氏のコレクション1,000余点を中心とした美術館で、近現代の日本画を中心に、油彩画、書画、陶磁器、漆工、金工、木工・木彫、人形、ガラスなど多岐にわたる。黒川紀章の設計による建物は、江戸時代の蔵を現代風にアレンジしたユニークな円筒形をしている。
美術学校に行かず独学で絵の道を究め1975年には文化勲章を受章した洋画家 中川一政の美術館。母の故郷である松任市(現 白山市)に作品が寄贈されたことにより開館。中川一政の絵画、書、陶器、装丁本などを季節ごとにテーマを変え常時公開している。
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