千葉県の美術館一覧です。写実絵画のホキ美術館、20世紀美術を中心とした多彩なコレクションのDIC川村美術館など千葉ならではの美術館・博物館も。千葉県の美術館巡りにお役立てださい。
2010年11月にオープンした、日本初の写実絵画専門の美術館。森本草介、中山忠彦、野田弘志を始めとする、現代作家約40人による写実絵画約300点を所蔵する。隣接する昭和の森を眺めながら食事が堪能できるレストランも併設されている。
昭和2年建築の旧川崎銀行千葉支店を包み込むように建てられた美術館。所蔵品は、版画家の浜口陽三や無縁寺心澄、菅谷元三郎など房総ゆかりの作品、 喜多川歌麿の「納涼美人図」や中村芳中の「白梅図」などの近世絵画、 菅井汲の「10秒前」や草間彌生の「幻の青春をあとにして」などの現代美術の3つの分野から構成。
近現代美術や千葉県ゆかりの作家の作品を収蔵、展示する美術館。近代日本洋画の先駆者・浅井忠や浅井から指導を受けた安井曽太郎、梅原龍三郎などの作品や日本工芸の発展に尽力した金工家・香取秀真、津田信夫の作品を収蔵、他にも彫刻、書、版画などの作品がある。
日本画家、東山魁夷が戦後まもない1945年から1999年に逝去するまでを過ごしたゆかりの地である市川市に開館した美術館。 「人間・東山魁夷」をコンセプトに東山魁夷の人生を追体験できる展示コーナーや、日本画をはじめスケッチ、リトグラフ等の作品を展示。建物は、東山魁夷に多くの影響を与えた留学の地であるドイツをイメージした八角形の塔のある西洋風の外観。
キッコーマン創業家の第12代茂木七左衞門氏が永年収集してきた美術品を展示するため2006年に開館した美術館。日本画、西洋画、彫刻など常設展示、また葛飾北斎をはじめとする浮世絵の数々を年数回企画展として展示。白とグレーを基調にし瓦を外壁やエントランスに使用している建物は彦坂裕の設計。
成田山公園の景勝地に建つ「書」の美術館。江戸末期から現代まで、余りにも近いが故に見過ごされ、埋もれがちな近代日本の書作品や資料を収蔵。 常設展示室は回廊式のギャラリーとなっている。
オールドノリタケを集めた磁器博物館。所蔵数は2000点余り。常時600点を展示(年に何回かの入れ替)。また展示品はミュージアム独自のMOCクラブを結成し、参加仲間によるオークションなどを通じて一般販売もしている。
1000点を超える収蔵作品のなかから代表作約50~80点を展示するとともに、年に数回の特別展・企画展を開催。17世紀のレンブラントから20世紀美術に至る多彩なコレクションを収蔵している。美しい建物は海老原一郎による設計。
画家では浅井忠、梅原龍三郎、都鳥英喜など、工芸作家では香取秀真、津田信夫、香取正彦など、 佐倉市と広く房総ゆかりの作家の作品を中心に収集・展示している。企画展、特別展も随時開催。
佐倉出身の実業家、故塚本素山氏のコレクションをもとに設立された国内有数の収蔵数を誇る日本刀専門の美術館。刀身400点、鞘250点の所蔵品の中から、3ヶ月ごとに約20点ずつ展示され、コンパクトながら充実した展示を楽しめる。入館料が無料な事もうれしい。
郷土ゆかりの作家を中心に作品、作家の資料を収集展示、郷土ゆかりの作家の企画展を年に1~2回開催。近代日本画の巨匠、速水御舟をはじめ、関主税、石川響、桝田隆一など。洋画の今関啓司、鳰川誠一、山本文彦などの作品を収蔵している。
芸術家 此木三紅大のアトリエを公開し、参考資料とした名画コレクション、茶道具などを中心に展示。本館のほか、庭園内には企画展示館や、長屋門、見晴し亭、茶室などが点在。庭には石の彫刻や鉄の彫刻・ガンダ彫刻がある。また、庭や館内を自由に猫たちが歩き回る美術館としても有名。
東京都にあった菅田美術館が、2016年7月に千葉県勝浦市に移転し、SGT美術館と名称を変更しオープン。収蔵品は江戸から近代までの絵画や陶磁器、漆器、皇室などの調度品と幅広く常設展示している。また洋画家 西村計雄の作品を常設展示するコーナーもある。その他、特別展や音楽コンサートなどのイベントも開催。
「見返り美人図」の作者であり、浮世絵の粗である菱川師宣が生誕した千葉県鋸南町に建つ記念館。師宣の作品を中心に歌川広重、豊国、国芳ら後の浮世絵師たちの作品を常時展示している。
高滝湖を望む自然豊かな地にあった観光・文化施設「水と彫刻の丘」をリノベーションし、1995年に開館した美術館。銅版画 深沢幸雄の作品を中心とした常設展や、建築と一体となったアート作品、自然や景観を活かしたアート作品を展開。さらに美術・建築・デザインから音楽や民俗学まで、幅広いジャンルの多彩な展覧会を開催している。
「石と芸術」をテーマに町おこしのシンボルとして2010年に金谷美術館としてオープンし、10周年を機に千葉県の名山、鋸山の名を冠した「鋸山美術館」に名称変更。展示作品の多くは寄贈や貸与されたものである。美術館裏にある別館の石蔵は鋸山の魅力を紹介する資料館で国登録有形文化財である。
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