熊本県の美術館一覧です。宮本武蔵や細川家にまつわる古美術品など熊本ゆかりのアートから国内外のアートまで熊本県ならではの美術館・博物館も。美術館巡りにお役立てください。
剣豪であり、肥後藩主細川忠利に招かれ相談役となった宮本武蔵の、肖像画をはじめ 刀、鍔、書、絵画など歴史資料や古美術品を常設展示。 また収蔵品のなかには細川ガラシャ所用の衣類や調度品などもあり、企画展も多彩に展開している。
熊本城の二の丸広場の一角に位置し、古代から現代美術までを網羅する総合美術館で建築家の前川國男が設計。主なコレクションは日本および東洋の古美術、日本の近・現代美術、西洋美術など。他に県内の古墳を模した「装飾古墳室」があり出土遺物の実物を展示している。平成4年には旧県立図書館の再生工事で熊本県立美術館 分館が開館し、展示会場を貸出し多彩な展覧会が開かれている。さらに、平成20年には本館別棟に「細川コレクション永青文庫展示室」が開館し、江戸時代に肥後熊本の地を治めていた細川家に伝わる美術工芸品や歴史資料などを見ることができる。
ホテル日航熊本や生涯学習プラザなどの入る複合施設「びぷれす熊日会館」内にある美術館。現代美術や熊本の美術文化を世界に発信する企画展も随時開催し、熊本市民の「ホーム」として継続的に活動。21世紀を象徴する同時代の「世界」「日本」「熊本」の現代美術を収集、展示している。2014年には美術館では日本初となる「街なか子育てひろば」を開所した。
阿蘇郡小国町出身の抽象画家 坂本善三の美術館。作品は展覧会のテーマに合わせて展示される。日本の風土や生活に根ざした画風は「グレーの画家」「東洋の寡黙」と称される。建物は小国町黒渕の鉾納社の神域に接して建てられ、小国地方の民家を移築し、小国地方特有の置き屋根式の蔵を模した展示棟と収蔵棟が新築された。また館内は国内でも稀な全館畳敷きとなっており畳に腰をおろして鑑賞できる。
地元・不知火出身の芸術家たちの作品を収蔵、展示する美術館。ブラジルのピカソとも呼ばれた日系ブラジル人の抽象画家マナブ間部、昭和初期に活躍した写真家河野浅八、日本版画界を代表する版画家の1人野田哲也を始めとする作品を企画展と常設展で紹介。建築家 北川原温が設計したルーバーを多用した近代的な建物も特徴。
画家、詩人の星野富弘の絵画と詩を組み合わせた詩画作品を展示する美術館で、群馬県みどり市にある富弘美術館の姉妹館として平成18年5月に開館。
西洋画家 境野一之をはじめ抽象画の坂本善三、西洋画の宮崎静夫など熊本県ゆかりの作家による作品、タイ山岳民族の衣装など約450点を収蔵・展示。また屋外にも彫刻作品などの展示がある。美術館と舞鶴城公園展望所間には片道5分のモノレールが設置されている。(※令和2年7月豪雨災害のため運休中。令和3年度中に復旧予定)
昭和初期に児童漫画家としてデビュー、後に政治漫画家として活躍した湯前町出身の那須良輔の作品を収蔵、展示する美術館。那須良輔の作品の常設展示の他、漫画をテーマにした特別展を開催。独立した5棟の建物(美術館3棟、公民館2棟)は球磨地方の伝統玩具「きじ馬」が群れる姿をイメージして設計された。また美術館の近くの「湯前まんが図書館」にも作品などが展示され、熊本ゆかりの作家や過去から現在までの漫画とともに無料で楽しめる。
[北海道・東北] | |
[関東] | |
[北陸] | |
[東海] | |
[近畿] | |
[中国] | |
[四国] | |
[九州・沖縄] |