1988 年に東京駅丸の内駅舎内に誕生した東京ステーションギャラリーが、2012年10月1日に復原工事を終えた駅舎内にリニューアルオープン。創建当時の煉瓦壁を生かした歴史を感じさせる展示室は特色の一つで、毎回さまざまなジャンルの展覧会が開催される。
2階の展示室を出ると回廊から八角形ドームに復原された鷲や干支のレリーフをより近くから鑑賞できる。また、館内の廻り階段で創建当時の煉瓦の壁の一部が見られる。
♧ JR東京駅 丸の内北口 改札前
1910年(明治43年)に英国人建築家ジョサイア・コンドルによって設計され、東京の丸の内に初めて建てられた洋風事務所建築の三菱一号館を復元し、美術館として開館。ロートレックを主に19世紀後半に制作されたグラフィック作品や工芸品を収蔵し、企画展を開催している。
併設のミュージアムカフェは、明治期の銀行営業室の空間を出来る限り忠実に復元し、開放的でクラシックな雰囲気。
♧ 東京駅 丸の内南口より徒歩約5分
自分の書、自分の言葉を探求した書家であり詩人である相田みつを。館内は約300坪のゆったりとした空間に「にんげんだもの」をはじめとする作品など原作約70~80点を常設展示。年数回の企画展も開催している。東京国際フォーラム内にある。
♧東京駅 丸の内南口より徒歩約5分
手鑑「見努世友」、伝藤原行成「久松切和漢朗詠集」をはじめ日本、中国の書跡の名品や縄文土器から江戸時代までの日本の主要な陶磁器、国内外の絵画など多彩なコレクションを収蔵、展示。収蔵品による企画展は年6回、特別展も開催。
東京の帝国劇場9階に位置し、皇居周辺が眺められるようにソファが配置されたロビーが休憩スペースとなっている。
♧東京駅 丸ノ内南口より徒歩約15分
日本郵便が手がける商業施設「KITTE 」の中にある東京大学の博物館。大学で使われてきた棚や展示ケースを使ったクラシカルで重厚な雰囲気の展示室には、クジラやキリンの骨格、昆虫や鉱石を始めさまざまな学術標本が展示されている。それでありながら詳しい説明や順路もない室内は、自分の興味のあるものを自由に楽しめる空間。入場無料。
🔖 丸の内周辺その他のおすすめスポット
丸の内仲通りをメインに、近代彫刻の巨匠や、世界で活躍する現代アーティストの作品を展示している「丸の内ストリートギャラリー」。南瓜のモチーフで人気の前衛芸術家 草間彌生や、等身大の動物が圧倒的な存在感を放つ彫刻家 三沢厚彦の作品などが丸の内仲通りに展示され、散策しながら鑑賞できる。また、三菱一号館美術館のある丸の内ブリックスクエアの芝生や木々、草花が広がる一号館広場にも彫刻作品が設置され、ベンチで鑑賞しながらゆっくり寛げる。
1914年の創建時の姿に復元された東京駅丸の内駅舎。南北の八角形ドームには鷲の彫刻や干支のレリーフが復原され見所です。また丸の内駅前広場に出ると丸の内駅舎全体が見渡せ、皇居へと繋がる行幸通りとともに首都東京の玄関口にふさわしい空間を形成しています。
2015年から休館中のブリヂストン美術館が、2020年1月18日に館名を「アーティゾン美術館」に改称しミュージアムタワー京橋内(1階〜6階)に新しく開館。主な収蔵品は、フランス印象派と20世紀の西洋絵画、他に明治以降の日本近代洋画、第二次大戦後の抽象絵画、東洋の美術、西洋の古代美術、近現代彫刻など。旧美術館の約2倍の面積で、展示室は4階~6階の3フロア。
♧東京駅 八重洲中央口より徒歩約5分
東京国立近代美術館フィルムセンターが、2018年4月1日に独立し、6館目の国立美術館となった。明治期には映画館、昭和初期には日活本社が建っていた場所に、1952年国立近代美術館の映画部門として開設。 国内外の映画フィルムや、ポスター、映写機など映画関連の貴重な資料を所蔵し、所蔵フィルムの上映や映画に関する企画展示を行っている。
♧東京駅 八重洲南口より徒歩約11分
重要文化財の三井本館の中に創られ、三井グループで知られる三井家が江戸時代から収集した美術品4000点を収蔵展示する美術館。所蔵品は国宝、重文など名品優品が含まれる茶道具類を主とし、他にも円山応挙をはじめとする円山派の絵画、中国古拓本の聴氷閣コレクション、書跡、能面などを所蔵。
日本銀行による貨幣コレクションの展示施設。日本のお金の歴史について分かりやすく紹介し、実際の金貨(大判)を見たり、その重さを体感したり、また現在の日本銀行券の偽造防止技術について体験したりなど楽しみながら学べる入場無料の博物館。
美術館は5時頃の閉館が多いなか、金曜日だけ閉館時間を延長しているところがあります。いつもと違うナイトミュージアムを楽しみましょう。
✤ 東京ステーションギャラリー
金曜日は午後8時まで
✤ インターメディアテク
金・土曜日は午後8時まで
✤ アーティゾン美術館
祝日を除く金曜日は午後8時まで
東京駅の周辺を走る、地元企業の協賛による無料バス。誰でも利用できるので美術館巡りにも役立ちます。大手町・丸の内・有楽町地区を結ぶ『丸の内シャトル』、八重洲、京橋、日本橋地区を結ぶ『メトロリンク日本橋』が便利です。
『丸の内シャトル』新丸ビル前から読売新聞、日比谷などを廻る一周約35~40分のルート。12~15分間隔で運行。〈出光美術館などはこちらを利用〉
『メトロリンク日本橋』東京駅八重洲口と日本橋の南北のエリアを、約10分間隔で運行。〈三井記念美術館、アーティゾン美術館、国立映画アーカイブなどはこちらを利用〉
三菱一号館美術館、インターメディアテク、相田みつを美術館はそれぞれ東京駅と地下道で繋がっているので、雨の日でも濡れずに美術館まで行けます。(地下道でのアクセスはそれぞれのHPに案内があります)