「釣りキチ三平」でお馴染みの増田町出身の漫画家、矢口高雄の生立ちや、 代表作の紹介とアトリエを復元したまんが工房、石ノ森章太郎はじめ 90名もの漫画家たちの作品を展示するギャラリーなど、「まんが」をテーマとした本格的美術館。
斎藤清(1907~1997)の作品を展示する美術館。 氏の愛してやまなかった会津の風景、そのなかでもライフワークとなった「会津の冬」のシリーズを中心に 約90点の作品を常時展示(展示替え、年4回)している。
子供達の何気ない仕草や表情などを描いた絵本画家いわさきちひろ。内藤廣設計によるこの美術館は、ちひろが最後の22年間を過ごし、 絵を描きつづけた場所に建設され、ちひろ愛用のソファに座って絵が観られる展示室、より忠実に復元されたアトリエやちひろの愛した草花が咲く「ちひろの庭」など、 ちひろの思い出があふれている。※画像はちひろのアトリエ(復元)
✤ちひろはアトリエで南に向かって大きく開いた窓の外に広がる木立や、 ベランダに並べた季節の鉢植えなどを眺めながら、絵筆をとり、数々の作品を生み出しました。ちひろの仕事が最も充実していた1972年頃の様子を復元しています。
絵画、彫刻、太陽の塔をはじめ巨大なモニュメントや壁画など、あらゆる作品の構想を練り、 制作した岡本太郎のアトリエが記念館となっている。
近代日本画の大家、横山大観が居住し制作活動を行った家屋を記念館として開放。 大観の作品「風雨・双龍争珠・四時山水・或る日の大平洋など」30点やスケッチ帳など所蔵の作品を展示。 春夏秋冬、年4回展示替えを行っている。
日本近代彫塑の基礎をつくった彫塑家、朝倉文夫の美術館。人物像や動物像など初期から晩年までの作品を展示。 自ら設計した建物は住居、アトリエ、彫塑塾などからなる。 西洋建築と日本建築の要素が見事に違和感なく調合、融合している。
草葺き屋根の民家を描き続けた洋画家 向井潤吉のアトリエ兼住居を美術館として改装し、1993年7月に世田谷美術館の分館として開館。年2回程の企画展でテーマごとに展示作品を選び公開している。
此木三紅大のアトリエを公開したもので、氏が参考資料とした数々の名画コレクション、 茶道具などを中心に展示している。 本館のほか、庭園内には企画展示館や、長屋門、見晴し亭、茶室などが点在。 庭には石の彫刻や鉄の彫刻・ガンダ彫刻がある。
昭和23年郷土画家、近藤嘉男のアトリエ及びラボンヌ絵画教室として建築され、 国の有形文化財とされる建物。まえばし都市景観賞受賞作品でもある。 心象の画家、近藤嘉男、名嘉睦稔、木村圭吾の作品を展示している。
日本画家・山口蓬春の本画をはじめ、素描、模写や、蓬春が長年にわたり収集した美術品などを 随時展示替えを行いながら公開。 著名な日本建築家である吉田五十八氏設計のアトリエ、四季の趣豊かな庭園を公開している。
旧軽井沢の緑の木立のなかに、長年愛用したアトリエ山荘を囲んで建っている、
現代洋画界を代表する脇田和の美術館。初期作品から晩年の作品までを収蔵・展示するほか、現代との接点をもとめるアートプログラムを展開している。
※画像は脇田和のアトリエ(photo : Koji Takanashi)
✤美術館と並んで建つアトリエは、建築家吉村順三氏によって1970年に作られたもので、 近代日本の木造建築を代表する重要な建物としても有名です。
「機械仕掛けの芸術品」と言われ、ヨーロッパの王侯貴族たちに愛されたオートマタ専門の美術館。 作品展示のほか、オートマタ製作者「ミッシエル・ベルトラン」のアトリエの再現した展示室や、 ビデオ鑑賞コーナー、実演コーナーなども。
小出楢重、吉原治良など芦屋ゆかりの作家の作品を中心に、内外の名画・名品などを所蔵、展示する美術部門と、出土した考古資料の展示などの歴史部門を併せた複合施設。手を動かしてものをつくることを基本にしたワークショップも充実している。
※画像は小出楢重のアトリエ(復元)
✤洋画家、小出楢重のアトリエを復元したものです。 オリジナルは1927年、現在の川西町に建てられたもので、設計者は建築家、笹川愼一。調度類は実際に作家が使用し、時には作品のモチーフにしたものです。
大正から昭和にかけて活躍した日本画家、橋本関雪の自宅兼アトリエ「白沙村荘」を記念館に。 関雪の作品、コレクション、素描、余技などを常時展示。 庭園内にはアトリエの他、茶室が建てられ、随所に関雪が蒐集した石造美術品が配置されている。
六甲アイランド公園内にあり、神戸が生んだ洋画壇の巨匠、小磯良平の世界を堪能できる美術館。 「二人裸婦」「着物の女」などの代表的な油絵をはじめ、挿絵原画や素描、版画など収蔵、展示。 中庭には昭和24年当時のアトリエも復元されている。
彫刻家、中村晋也のモニュメンタルな作品、パリ留学時代の作品、 祈りなど人間の感情を掘り下げた具象作品など多数展示。 1988年には「朝の祈り」で日本芸術院賞を受賞している 。現在制作活動を行っているアトリエに隣接した美術館。