美術館、展覧会情報を発信するぶらり美術館

織部の遺響
〜後水尾天皇と東福門院和子〜

古田織部美術館(京都府・京都市北区)

会 期 5月20日(土)〜9月18日(月・祝)
入場料 一般 500円、大学生、高校生 400円
中学生以下 300円
休館日 会期中無休
開館時間 午前9時30分~午後5時30分まで
※入館は午後5時10分まで

公式サイト http://furutaoribe-museum.com/
お問い合わせ 075-707-1800
※ 画像は展覧会チラシ

今回の展示では、古田織部が公家文化に遺した影響に光が当てられます。飛騨国高山(岐阜県高山市)藩主の嫡男として生まれた金森宗和(重近)は織部が切腹する直前に廃嫡され、京都に移住しました。宗和は父の影響で若い頃から織部流の茶の湯を学んでそれを極め、自流を立ち上げるまでになりました。やがて宗和は織部門下の関白・近衛信尋ら高位の公家衆や上級武士から支持を集め、茶の湯を教授するようになり、後水尾天皇を中心とした寛永文化ネットワークを形成した人々へ広まっていきました。また宗和は、陶工野々村仁清を指導して自らの好みの茶道具を造らせ、それが大いに賞賛されました。仁清は主に色絵を得意とし、 多くの作品が国宝・重要文化財に指定されています。しかしそれ以前の京焼には白地に緑釉が掛けられ、内側は黒一色という軟質茶碗があり、これは美濃国(岐阜県)の織部焼に影響を受けたものとみられ、後の仁清や乾山に影響を与えた焼き物といえるでしょう。一方、織部やその弟子・小堀遠州は作庭を得意とし、多くの名庭園を世に送り出しましたが、後水尾天皇も織部らの影響を受け、仙洞御所の庭園を改造し、また上・ 中・下の離宮からなる修学院離宮を造営しました。後水尾天皇の中宮であった東福門院和子も茶の湯を好み、自らの好みの道具を遺しています。
 本展では、寛永文化ネットワークを形成した公家衆や法親王の書、東福門院・金森宗和が好んだ茶道具などを通して、織部が遺した美意識に迫ります。

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